「未婚男性」は未婚女性より340万人超多い現実

世界で起きている「男余り現象」とは一体何か

国勢調査がスタートした1920(大正9)年からの「男余り」の長期推移を年代別に見てみましょう。

男余りの数が減少しているのが、第2次世界大戦周辺のみであるということも悲しい事実です。

長期推移で注目は1990年代以降

この長期推移で注目すべきは、1990年代以降の推移です。300万人を超える「男余り現象」は1990年代から始まっています。そして、20~30代の男余り数が激減し、代わって40~50代の男余りが激増しており、2015年には40~50代の男余り数が20~30代を逆転しています。

同じ男余りといっても、かつては「若い未婚男余り」だったのに対して、今や「未婚おじさん余り」になったということです。1990年代以降というのは、ちょうど生涯未婚率といわれた50歳時未婚率が急上昇した時期と一致します。

少子化が進み、今後ますます若い男の絶対数が減ります。反対に、グラフを見る限り、60歳以上の男余りも増加基調にあります。そのうち日本は「未婚のおじいさん余り」現象になってしまうかもしれません。

日本がそんなに男余り社会なのであれば、国際結婚など海外へ行けばいいと思いますか? ところが、この「男余り現象」は日本だけの問題ではないのです。国連の「人口統計年鑑」によれば、アメリカでも592万人の男余りですし(2012年)、人口14億人の中国は、桁違いの3350万人が男余りです(2010年)。

総人口世界4位のインドネシアも673万人の男余りです(2010年)。そして、なんとインドにいたっては、5000万人の男余りになっています(2001年)。この5カ国に限らず、内紛の起きている国以外はほとんどで「男余り現象」が起きています。

国連のデータは、国によって調査年次がバラバラのため、共通年次での世界全体の男余り人口は把握できませんが、少なくとも中国、インド、アメリカ、インドネシア、日本の5カ国だけで、1億人もの未婚男には「結婚したくても結婚する相手がいない」状態です。

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