休暇中に少し仕事「ワーケーション」の現実味 リゾート地で働くという新しい選択肢も続々

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リゾート地で働くリゾートワークやワーケーションについて考えてみました(写真:Hvoenok/PIXTA)

大型連休も過ぎ去り、次は夏休みに旅行でも……と思っている方、いらっしゃるのではないでしょうか。仕事が忙しいと、まとまった休みを取って旅行をするのは、なかなか難しいかもしれません。旅行先のリゾートで仕事をすることができるとしたら? 近年、リゾート地で働く「リゾートワーク」や「ワーケーション」といった新たな働き方が注目されています。

リゾートワークで地方に活路

情報通信技術(ICT)の発達により、場所にとらわれない働き方として急速に広がってきたリモートワーク。国は「テレワーク」という言葉で普及を図っていますが、「働き方改革」のもと、柔軟な働き方によって生産性の向上や、子育て・介護と仕事の両立が図れることで、多様な人材の能力発揮を拡大することが目的にあります。2020年の東京オリンピック開催期間中における交通機関の混雑緩和も狙いの1つと言えるでしょう。

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別の側面でテレワークが期待されているのが、地方創生としての役割です。総務省は、地方のサテライトオフィスなどにおいてテレワークにより都市部の仕事を行う「ふるさとテレワーク」に力を入れています。

この取り組みにより、都市部から地方へ人や仕事の流れを創出し、地方を活性化するとともに、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方を促進したい考えです。

2015年度に実証事業を行ったことを皮切りに、2016年度からは地方自治体や民間企業などに対し、地方のサテライトオフィスなどのテレワーク環境を整備するための費用の一部を補助する事業も行っています。

さまざまな自治体が企業誘致に取り組む中、観光資源を強みとしたリゾート地でのワークスタイル(リゾートワーク)に関心が寄せられているようです。

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