社会人になってから、膨大な仕事の処理に悩む同僚におそるおそるこのノート術を伝えたところ、実際に使って効果に驚いた同僚から、より多くの人に伝えるべきだと勧められる。そこで、このノート術をバレットジャーナルと名付け、サイトや動画で紹介。ビジネス誌などで取り上げられるようになると、あっという間に利用者が膨らんだ。同時に子育てに追われる母親や、強迫性障害に苦しむ人など幅広い人から反響があった。
しかし、今の世界、仕事を見える化したり、予定を管理したりするアプリは山ほどある。ライダー自身もこうしたアプリを開発したことがあるという。それでも、ノートのほうが優れている、というのが結論だ。
「スマホの場合、このアイデアや予定はこっちのカレンダーアプリがいいのか、あっちのやることリストのアプリがいいのか……と悩む局面が多すぎる。さらに、こんなことを毎回やっているうちに、どこに何を書いたかわけがわからなくなる」と、ライダー氏は話す。
どんな人が「始めよう」と思うのか
ノートを使うメリットのもう1つは、オフラインになることだ。「ネットにつながっている場合、ノートを書いていたつもりがいつのまにかメールに返信していたり、靴を買っていたりする。テクノロジーは自分の『外』の世界とつながるのには適しているが、自分の『内』と向き合う作業には不向きなのではないかと感じる」。
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