バフェットはなぜ今頃アマゾンに投資したのか バークシャー・ハサウェイ総会に行ってみた
世界中から約4万2000人もの参加者が集まった
筆者は今年もバークシャー・ハサウェイ株主総会(54回目)参加のため、アメリカのネブラスカ州オマハにやってきた。2014年以来、6年連続の参加だ。
同社のCEOであるウォーレン・バフェットは88歳。パートナーのチャーリー・マンガーは95歳(バークシャー・ハサウェイ副会長)。この2人がアリーナの壇上で5時間以上も株主(筆者もその1人)のために多くの質問に答えてくれるのだ。
今年の参加者は過去最高の約4万2000人(会場に入れるのは1万8000人。もちろん満員だ)。回を追うごとに感じるのは、参加する世界中の人々が遠路はるばる来ていることなどまったく苦にしていないことだ。どの顔も生き生きとして充実感に満ち、会場はいい意味で独特の雰囲気になる。ますます、バフェットとマンガーの投資世界での存在感の高まりを感じる。
今年も会場では子供たちの姿が目立ち、彼らからの質問もいくつかあった(後述)。バフェットとマンガーが真摯に答える姿には本当に感動を覚える。同時に、ここに来ている親が子供に「金融の大切さ」を説く高い意識も感じられる場面でもある。
さらに言えば、この総会は、バークシャーの業績を聞くというより、バフェットやマンガーから「投資の正しいあり方」「自分を高める方法」「人生の歩み方」などを学ぼうとする人たちが多いことも特徴だ。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら