バフェットはなぜ今頃アマゾンに投資したのか

バークシャー・ハサウェイ総会に行ってみた

さて、当日の株主総会でのメインイベントである「Q&Aタイム」に先立って流されるのが、お楽しみのバークシャー・ハサウェイ傘下企業「オリジナル紹介ビデオ」だ。

1時間ほどの結構長いビデオなのだが、あっという間に終わってしまう。バフェットの温かい人柄、ユーモアやウィット、バークシャー・ハサウェイの信頼のカルチャー、それぞれの企業の従業員が、伸び伸びと楽しく仕事をしている姿がわかるビデオなのだが、独自性があり、超一流の登場人物が出てくるので見ていて飽きないのだ。

ティム・クックが紹介した面白いアプリとは?

ビデオの最後には、バフェットやマンガーから感謝の意が表されるように、90社に及ぶ傘下企業のCEOが次々と紹介される。

また今年のビデオにはアップルのCEOティム・クック、マイクロソフト創業者ビル・ゲイツ、今年のマスターズ勝者タイガー・ウッズが出演していた。マスターズで優勝し鮮やかな復活を遂げたウッズが練習場で一生懸命スウィングしているところを、バフェットがコーチするなど、ありえないリアル画像が出てくるので、誰もが笑ってしまう。 

アップルのティム・クックが登場する場面では、同社のアプリ「WarrenBuffett’sPaperWizard」が紹介された。

総会の会場。1万8000人でギッシリ、熱気ムンムンだ(筆者撮影)

ネブラスカ州オマハからカリフォルニアまでたどりながら、バフェットのように成功する方法を学ぶゲームだ。このビデオには、これら著名人物が無料で出演、肖像権、映像権の関係から、バフェットが放映の冒頭で写真撮影禁止を強調するように、絶対に表に出ない、まさに総会限定のビデオだ。

バフェットは例年株主総会の冒頭で第1四半期の決算を発表するが、今年彼が強調したのは、バークシャー・ハサウェイの決算の見方。会計ルール変更により、純利益には保有証券の時価評価額が計上されるようになり、損益の変動が大きくなるので、営業利益に注目すべきとした。これは覚えておいてもらいたい。

第1四半期(単位100万ドル) 2019 2018
売上収入 60678 58473
営業利益 27647 (1523)
純利益 21732 (1071)
次ページ9時半から「5時間のマラソンQ&A」開始
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