子どもを「勉強好き」に育てるとっておきの秘訣 「子は親の背を見て育つ」は科学的にも明らか
そもそも勉強にハマることは不自然⁉
脳がどういう状態のとき、勉強にハマっているのかはわかりました。しかし、そもそも勉強にハメることが難しいのです。みちるさんがそう不満をこぼすと、たまじいが続けます。「勉強は、食う・寝るみたいにほっといてもやるもんじゃない。自然にやること自体が不自然だ」。
では、子どもを勉強にハメることはできないのでしょうか? いえ、そんなことはありません。勉強における「快」を見つければいいのです。勉強における「快」とはなんでしょう?
学問とは、それ自体が学者たちの発見や驚きの積み重ねです。正論すぎるかもしれませんが、「順を追ってまっとうに学習する」。これが最も手っ取り早く勉強にハマる近道なのです。
もちろん、「机に向かうための儀式」「集中するための環境」など、より勉強にハメるためのテクニックはあります。しかし、その前に大切なことは、勉強の「快」に子どもを導くこと。
勉強とは、知識を積み重ねていくと、あるとき突然面白くなってくるものです。わかるから面白い、面白いからわかる。それこそが勉強の「快」にほかならないのです。
たまじいの解説に、まだまだ納得のいかない様子のみちるさん。そんなみちるさんを見かねて、たまじいはみちるさんに、親みずから勉強を「楽しい」「好き」と思え、と言われてしまったみちるさん。みちるさん自身、勉強好きだった記憶がなく困惑してしまいます。もしかして、旅行好きも立派な社会の勉強? そう気づいたみちるさんは……。
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