実家の片づけをGW10連休に進めるための秘策

「親に話しかける言葉」を丁寧に選ぼう

モノであふれる実家の整理は子世代が抱える悩みだ(写真:星乃滋/アフロ、デザイン:杉山 未記)

親と離れて過ごす子世代にとって、モノであふれる実家の整理は頭の痛い問題だろう。最初の大きな難関は親をやる気にさせることだ。「片づける=モノを捨てる」と考えてしまい、抵抗感を示す人が少なくない。

4月22日発売の『週刊東洋経済』は、「実家の片づけ 激変する相続 死後の手続き」を特集。実家の整理、葬儀やお墓の準備、約40年ぶりに大幅改正され、7月に本格施行される相続に関する民法の規定(相続法)の解説など、「親の3大問題」の解決方法について、リポートしている。

では、どうすれば実家の片づけを円滑に進められるのか。『親の家の片づけ』の著書がある、美しい暮らしの空間プロデューサーの安東英子氏は、「ちょっとした一言が大事」と言う。

 「『床にモノを置いていると転んで危ないから手伝うよ』『何がどこにあるのかすぐにわかるように、一緒に片づけようね』と言えば、『そうね』と言って、重い腰を上げやすい」(安東氏)。

親にとっては「ゴミ」ではない

一方で、親のプライドを傷つける言葉は禁句だ。

4月22日発売の『週刊東洋経済』は、「実家の片づけ 激変する相続 死後の手続き」を特集。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

例えばモノを分類する際に、「これはどうする?」と聞くのは問題ない。だが、「何でこんなゴミみたいなモノを取っておくの?」と言うと、親が怒って「全部必要だから触るな」と意地になってしまい、片づけどころではなくなる可能性がある。子どもにとってはゴミに見えても、親にとっては思い入れのあるモノかもしれないからだ。

「ある実家の片づけに息子さんの依頼で行ったとき、布団のシーツが40枚も出てきたことがあった。それはお母さんがお父さんと息子のシーツを毎日交換していた名残で、息子はその事実を知らなかった。親には思い出があるので手放すのに時間がかかる」(安東氏)

捨てずに取っておくことが親の生きる望みになることもあるため、母親には「大事なモノは手元に置いていい」と声をかけて進めた。結果的に使わないモノのほとんどを手放すことができたという。

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