27歳「発達障害」の彼が会社で見付けた居場所 イオン子会社で働きながら学んだこと

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まいばすけっとで働く大谷実さん(仮名・27歳)。発達障害を抱えながらどう働いているのだろうか(撮影:今井康一)
障害者雇用率制度が改正され、法定雇用率は2.2%となった。昨年4月からは雇用義務の対象に精神障害者が加わった。精神障害者の中に発達障害者も含まれる。
いったい企業はどう障害者を活用していけばいいのか。障害者個人はどうすれば企業で活躍できるようになるのか。この連載では障害者雇用に取り組む企業と、そこで働く人々の知られざる実態をレポートしていく。

今回、東京や神奈川の関東圏を中心に展開している「まいばすけっと株式会社」の障害者枠での就労者に話を聞いた。

「まいばすけっと」は、イオングループが展開する都市型の小規模スーパーマーケットだ。2018年に東京都と神奈川県で700店を突破し、今後は2000店を目指しているという。

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実は障害者雇用に力を入れ始めたのは2015年から。2017年9月から働き始めた大谷実さん(仮名・27歳)は、品物を店内に陳列する「キャラバン隊」チームで働いている。チームは全員が障害者で、発達障害3名、知的障害1名、統合失調症1名、強迫性障害1名、不安障害1名の計7名で構成されている。

「7年前、20歳のときに発達障害だとわかり障害者手帳をもらいました。それまでは躁になったり鬱になったり、気分の波が激しかったですね。思い起こせば中学のときからいろいろな病院に行っていました。中学校のとき、自分のことがどうしてもわからないというか、説明ができないことがあって悩んでいました。感情を上手にコントロールできなくて喧嘩になったりして、ますます状況が悪くなってしまったりしましたね」

人間関係で無理をした結果、大学を中退

中高一貫の進学校に進み、都内の私立大学に進学するが、大学1年のときに勉学と人間関係に苦しんで不適応を起こし、学校に通えなくなって中退してしまう。精神科を受診した結果、発達障害と診断された。

「その当時、1人でいることがすごく怖かったんです。自分が障害者だったらみんなが離れていくんじゃないかっていう恐怖心もありました。だから大学では友達といるようにしたのですが、グループの友達が、『1人になっている子って、すごくかわいそうで浮いてる感じがする』とか陰口を言ってたんです。

自分が言われたらどうしようという恐怖感で、そのグループ以外に対しても、必死に1人じゃないところを見せて、その輪に入るようにしていたんですけれども、だんだんと他人の顔色ばかりうかがっていることに疲れてしまって、そのうち大学の門のところで倒れてしまい、中に入れなくなったんです」

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