不登校→東大進学した男性が親に感謝するワケ 息子のために引っ越しもした

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現在、リクルート社で不登校の子どもなどを対象にした学習支援事業を行なっている森崎晃さん(写真:不登校新聞)
幼稚園から小学校の低学年まで不登校だった森崎晃さんにお話をうかがった。森崎さんは、現在、リクルート社で、不登校の子どもなどを対象にした学習支援事業を行なっている。森崎さんが不登校になった経験と現在の事業がどうつながっているのかをお聞きした。

先生を見ると胸が苦しくなる

「幼稚園へ行きたくない」という感情が出たのは、年中のころだったと思います。ある日のこと、僕は園内で転んでコンクリートに打ちつけ、前歯2本を折る大けがをしました。

幼かったので転んだことを誰かのせいにしたような気もしますが、ずっと泣き叫んでいた記憶は、今もはっきりあります。

救急車を待つあいだ、担任とはちがう強面の女性の主任教諭がやってきて、血をだらだらと流しがら泣きわめく僕を立たせると、迫力満点の形相でこう言いました。

「男なら泣くな!」

「転んだことも、歯を折ったこともおまえが悪いんだろ!」

当記事は不登校新聞の提供記事です

今思えば、園児に治療を要するけがをさせてしまい、先生も気が動転していたのかもしれません。

責任の所在を明らかにすることで園を守ろうとしたのか、あるいは男としての強さやガマンの精神を学ばせたかったのか。その真意はわかりません。

抜歯などの治療を終え、翌週には幼稚園に復帰したものの、その先生を見ると胸が苦しくなる自分がいました。

そのとき頭をよぎったのが、「幼稚園に行きたくない」という感情です。

抜歯をすると熱が出ることもあるので、それからはちょっと体調が悪いと言っては、幼稚園を休むようになりました。

母はすぐに仮病を見抜き、これは登園拒否だなと気づいたようです。

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