依存症だった私が30日間「スマホ断ち」した結果 なんと1日101回も手を伸ばしていた

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今の時代、ただ自分の思考に向き合うのはうろたえてしまう。キャサリンからは、意識をスマホから離すことができないと実在的不安を感じるかもしれないと警告されていた。また、周囲に注意を向けると、どれだけ多くの人たちが暇つぶしや不安の解消のためにスマホを使っているかに気づくだろうとも彼女は言った。

次に私は、片付けコンサルタントの近藤麻理恵のメソッドをスマホに取り入れた。「ときめき」を感じ、健全な習慣に役立つアプリだけを残し、そうでないものは削除するのだ。

スマホを触る習慣に代わる活動を開始

私の場合、ツイッターやフェイスブックをはじめ、ソーシャルメディアのすべてのアプリとニュースアプリ、ゲームは削除。ワッツアップやシグナルなどのメッセージサービスと、料理やナビなど気を散らすことのないアプリは残した。

ホーム画面には、カレンダーとメール、パスワード管理アプリという必要不可欠なものだけ。プッシュ通知は、担当編集者と妻、親しい友人など、設定した人たちからの電話とメッセージ以外はオフにした。

さらに私は、スマホを触る習慣に代わる活動にも取り組んだ。同僚のニューヨーク・タイムズのコラムニスト、ファルハド・マンジューの勧めで陶芸教室に申し込むと、陶芸はスマホの代わりとして完璧だった。手を使い、何時間も続けて集中しなければならない。手が土で汚れるのも、高額な電子機器に触らないようにするためのいい抑止力になる。

陶芸教室の後、妻に進捗状況を報告した。ネットにつながらないのは気分がいい一方で、何か重要なことを見逃しているのではといまだに心配になると吐露した。すると妻は、「それは残念」と言い、彼女にとっては今の状況はすばらしいと語った。妻によると、私は「スマホデトックス」を始めてから家にいることが増え、気が利くようになった。以前よりも妻の話を聞き、メールやツイートをチェックしながら気もそぞろにうなずいたりつぶやいたりすることが減ったという。

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