スマホ中毒から脱するにはどうしたらいいか アップルも真剣に考え始めた?
あなたがスマートフォンの奴隷になっていると感じていても、それはアップルのせいではない。それでも、今年アップルには、スマホに関して画期的な行動を取るチャンスがある。それは、ユーザーがもっとよく考えてスマホを使うよう、また使用時間が短くなるよう取り組むことだ。
ハイテク業界もスマホの影響懸念
米国全体で、テクノロジー「依存症」に関して関心が高まっている。「依存症」をカッコで囲んだのは、スマホが私たちに及ぼす影響は、ドラッグやアルコールとまったく同じではないからだ。また、これは新しい問題でもない。人間のデジタル技術の活用について調べている研究者らは、デジタル技術が私たちの認知力や精神、健康などにマイナスの影響を与える可能性があることを、もう何年も警告してきた。
ここにきての新たな動きは、スマホの影響について心配しているグループに新しいメンバーが加わったことだ。最近では、フェイスブックの元従業員などテクノロジー業界の有識者らが、スマホアプリに組み込まれている没頭や説得の仕組みに、人間は太刀打ちできないと論じている。彼らの懸念は多岐にわたる。集中力の欠如や生産性について憂慮し、また、ソーシャルネットワークが感情や人間関係に変化をもたらすことや、さらには子どもにどんな影響があるかについても心配している。
彼らの後悔の告白をどう考えるべきなのかは、よくわからない。こんなすごい機械を私たちに与えておいて、それで何十億ドルも稼いでおいて、今になって「スマホは良くない」と言うなんて。