BMW「7代目3シリーズ」乗ってわかった実力

過去に発売された3シリーズと何が違うのか

3月に販売が開始されたBMW「330i M Spprt」(筆者撮影)

3月上旬に発売されたBMWの主力車種3シリーズの新型に、前後して開催された報道関係者向け試乗会で乗ってきた。新型3シリーズについては昨年11月、BMWジャパンが開催したデザインプレゼンテーションでの説明を記事化したが、このときは実車がなかった。今回初めて現物に触れたので、その印象を中心につづりたい。

BMWの「ブランド力」

新型を目の前にしての第一印象は、まぎれもないBMW、まぎれもない3シリーズというものだった。裏返せばキープコンセプトと言える。

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試乗会でのプレゼンテーションでは、3シリーズは1975年に初代がデビューしてから、これまで世界で1500万台以上を販売してきたという紹介があった。日本でも毎年コンスタントに1万台以上を売っており、BMWブランドのベストセラーであり続けている。やはり外しが許されない車種なのだろう。

しかし系譜を見ると、2世代ごとに大きな変革をしていることに気づく。

バブル景気の頃に販売していた2代目E30は、4ドアやワゴンのツーリングが加わったことを除けば初代E21の正常進化版だった。しかし次の3代目E36では、エンジンを前輪とキャビンの間に置いたフロントミッドシップ方式を採用することで、前後重量配分50対50を実現するというパッケージングを取り入れ、リアサスペンションにはマルチリンク式を導入した。ヘッドランプをカバーで覆うようになったのもこの代からだ。

続く4代目E46は、3代目で導入した革新的なパッケージングをバランスよく整えたという印象が強い。対照的だったのが5代目E90で、当時のBMWのチーフデザイナー、クリス・バングルの革新的な考えが導入され、グリルとヘッドランプをボンネットやフェンダーに滑らかにつなげるなど、個性的な面構成が目を引いた。メカニズムでは速度に応じてステアリングのギア比を変えるアクティブステアリング、ガソリンターボエンジンなどを投入している。

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