レクサス「UX」の姿形は一体どこが新鮮なのか

LCやESにかけての流れとは一線を画す

「UX」のデザインは、ほかのレクサスとは異なる個性を打ち出している(筆者撮影)

トヨタ自動車のプレミアムブランド、レクサスが今年で誕生30周年を迎える。日本でレクサスが発売されたのは2005年だが、グローバルでは1989年にデビューした。つまりレクサスは平成という年号とともにスタートしたことになる。

レクサスのデザインは3世代に分けられる

過去から振り返って考えてみると、日本国内で展開されてきたレクサスのデザインは3世代に分けられるのではないかと思っている。

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第1世代は2005年の導入時にデビューした「IS」と「GS」、翌年登場した「LS」、2009年に発表されたクロスオーバーSUVの「RX」とこのブランド初のハイブリッド専用セダン「HS」、6年後に加わったやはりハイブリッド専用のハッチバック「CT」だ。

「微笑むプレミアム」というキャッチコピーが記憶にあるだろうか。日本導入当時にレクサスが使っていたフレーズだ。強烈な押し出しでアピールする欧米のプレミアムブランドに対抗するためのメッセージだったようだが、デザインもこの言葉を反映していて、ISもGSも優しさを感じさせる造形だったという印象が残っている。

ところが2012年1月に発表された現行GSから、イメージが変わりはじめた。最大の特徴はバンパー上下のグリルをつなげ、中央から上下にいくほど幅が広くなるスピンドルグリルの採用だった。それ以外にも、前後のランプはLをモチーフとした大胆な造形になり、サイドやリアのラインもシャープになっていた。

翌年モデルチェンジしたIS、このISをベースとしたクーペの「RC」、2014年に新登場したクロスオーバーSUVの「NX」、2015年日本に初登場したフラックシップSUVの「LX」と現行RXが、この第2世代に属すると筆者は思っている。

特にNXはニューモデルということもあって表現が明確で、スピンドルグリルは上下に大きく開き、ヘッドランプはシャープに吊り上がり、SUVらしい力強さを表現する前後のフェンダーラインも角張っていて、とにかくシャープという印象だった。

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