どうなる?品川―田町間の新開発 10万平方メートルの一等地の再開発に注目

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12月9日、JR東日本は現在、上野駅止まりとなっている宇都宮線、高崎線、常磐線の列車を東京駅に乗り入れる「東北縦貫線」の愛称が、「上野東京ライン」に決定したと発表した。上野東京ラインの開業時期は2015年春の予定だ。

宇都宮線など3線の利用客が東京駅方面に向かう場合、現在は上野駅で山手線や京浜東北線に乗り換える。このため、山手線・上野―御徒町間は、朝のラッシュ時には、混雑率200%(2011年度)という全国ワースト2位という混雑ぶりとなる。

東京駅への乗り入れは、上野駅での乗り換えが必要なくなるというだけでなく、混雑率の緩和にもつながるわけだ。

上野東京ラインは、東京駅で東海道線に乗り入れる。つまり、宇都宮線、高崎線、常磐線と東海道線の相互直通運転が実現する。北関東エリアと湘南エリアは、現在、湘南新宿ラインでつながっているが、今後は、上野東京ラインでもつながることになる。混雑緩和に加え、所用時間の短縮効果もある。利便性が高くなることは間違いないだろうが、一方で、ダイヤ乱れの回復には、ますます手間取るのではないかと、一抹の不安は残る。

JR東日本の狙いは、単なる利便性の向上にとどまらない。

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