「JR SKISKI」、本田翼からなぜピエロに? JR東日本担当者に“ティザー広告”の真意を突撃取材
「青春は、純白だ。」
雑誌やドラマなどでモデル、女優として活躍する本田翼さんの笑顔に、昨年はどれだけ多くの男性が癒されたことだろう。きっと彼女の名前を知らなくても、駅貼りの大きなポスターに思わず目を止めてしまった方もいるはずだ。
「JR SKISKIキャンペーン」は、路線沿線各地のスキー場に送客するためJR東日本が1990年代から展開している。江角マキコ、吉川ひなの、木村カエラなど、そのとき旬なタレントを起用しテレビCMの放映などを行ってきた。
そして昨年は本田翼さんが出演。冒頭のポスターで紹介した彼女のドアップや、テレビCMの中でどうやら両想いの彼と二人きりになろうとわざとゲレンデで転ぶ姿や、手を引こうとする彼に「変態!」とおどける演技が話題となった(動画はこちら:0:30秒のあたり、「変態!」に注目)。
「本田翼効果」は、目に見える形で表れた。JR東日本の担当者によれば、「同社の旅行商品の売り上げは前年比約2割増。特にテレビCMのターゲットとして想定していた若年層のウェブによる購入は前年比約3割増」だったという。
こうして昨年のキャンペーンは一定の成果を得た。しかし、「スノーレジャー市場全体としては震災前の水準には届いておらず、回復傾向とは言えない状況」(同担当者)。そこでJR東日本は今年、キャンペーンの強化を行ったのだが….。
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