市長ら8人「税金使った欧州視察」が謎すぎた 五輪と関係薄い自治体が参加、レガシー学ぶ?
海外視察に行くのはいいことだし、学んだことが市政に反映されればそれでよい。しかし税金を使ってみんなでそろっていくことにどのような意味があるのか、またその効果はどう現れているのか?
報告書を見る限りあまり見えてこない。本来、それぞれの市で課題は異なるはずだがみんなで行く意味はどこにあるのだろうか?
行き先ありきで視察をしている?
直撃に対してある市長は「(視察先は)セットで入っているのだから途中で抜けるわけにはいかない」と答えた。
この一言がこの視察の実態を象徴している。つまり“行先ありき”でそれに市長たちが乗っかって視察している、というのが実態ではないのだろうか?
「自分の町にはこれが足りない、こんな課題がある、だから海外のこの町の対策を見に行き、話を聞き、それを地元で生かしていくのだ」というのが本来の海外視察ではないのだろうか?
そうであるのなら何度視察に行っても市民は不満に思うことはないだろう。
その市長は番組の質問にこうも答えた。
ディレクター「僕から見ると“海外視察ツアー”」
市長「うん」
ディレクター「そのツアーに参加したという理解でよろしいのですか?」
市長「ん~そういうことになるかね」
政治家の海外視察は、番組でこれまで何度も取り上げてきたが、いまだに納得できる答えは見えてこない。
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