市長ら8人「税金使った欧州視察」が謎すぎた 五輪と関係薄い自治体が参加、レガシー学ぶ?
市長たちによるこうした年1回の海外視察は昭和48年から始められ、かつては2週間ほど世界のあちこちを回っていたそうだ。もちろん、食事代も税金から出る。
詳しくは番組内で紹介するが、おおむね昼間視察を数時間こなした後、夜はお酒を飲みながら食事をしてその疲れをとる、という流れであった。そして視察の日程がすべて終了した後、番組は市長たちを直撃した。なぜか所々で事実と異なる発言(のちに思い出した、と修正する)をするのだが、やはり海外視察は「意義のあるものだ」「市政に役立つ」と主張する。
独自入手!これが市長の“報告書”だ
では、市長たちのグループ海外視察は地元に何をもたらすのだろうか?
番組はその報告書を独自に入手した。まずはその一部を見てみよう。
まず、滑川市の市長が書いた今回の視察の報告書はこうだ。まずはオリンピックレガシーについて見てみたい。
富山県・滑川市長の報告書(一部抜粋)
10月24日(水)
ヘルシンキからジュネーブへ移動。
午後5時半頃、山々も雲が切れてきた。モンブランがその雄姿を見せた。歓迎された気分になる。
ヘルシンキからジュネーブへ移動。
午後5時半頃、山々も雲が切れてきた。モンブランがその雄姿を見せた。歓迎された気分になる。
10月26日(金)
「オリンピックレガシー」
長期的視点から開催国となる年をどのような形で発展させ、次世代にどのような「遺産」を残し、「オリンピック開催」により得られた効果を将来的にどう維持していくか、説明を聞いた。開催国はオリンピックの3年前から計画などを調査するという。そして開催。オリンピックが終わって3年間は効果があったのか追跡チェックする。開催地において持続的に発展しているか、人々にオリンピックがどのような影響を与えているかなどを検証すると言う。ただ単にオリンピックをお祭り騒ぎのように一過性に終わらせていないかチェックするということであった。
「オリンピックレガシー」
長期的視点から開催国となる年をどのような形で発展させ、次世代にどのような「遺産」を残し、「オリンピック開催」により得られた効果を将来的にどう維持していくか、説明を聞いた。開催国はオリンピックの3年前から計画などを調査するという。そして開催。オリンピックが終わって3年間は効果があったのか追跡チェックする。開催地において持続的に発展しているか、人々にオリンピックがどのような影響を与えているかなどを検証すると言う。ただ単にオリンピックをお祭り騒ぎのように一過性に終わらせていないかチェックするということであった。
(中略)さて、東京オリンピックは、国民一人一人どのようにかかわればよいのだろうか? 前回(1964年)の東京オリンピックは、私は競技役員ではなく、補助係員といって国立競技場内のガードの仕事をもらっていた。なんでもいいからお手伝いをしたい(参加したい)と思っている人も多い。オリンピック開催を希望する国はPR合戦の末に決まっていく。オリンピックミュージアムを訪れた。古代ローマからの歴史が展示されている。1964年東京オリンピックもボタンを押せば映像が出てくる。1992年札幌冬季オリンピックでの飛行隊ジャンプの金・銀・銅メダルも展示されており、オリンピックミュージアムのガイドが日本人であったこともあり、興味深く説明を受けた。
ローザンヌからジュネーブに戻る。レマン湖の周りは観光客でいっぱい。レマン湖の140mの噴水が空へ上がっていった。太陽が出ていなくて噴水の紅が見られなくて残念。ジュネーブの公園のタバコのポイ捨ては目に余る。ジュネーブ大学がある公園だ。それに比べてシカゴの大都会はゴミがない。
10月27日(土)
早朝7:30ホテルを出発した。ジュネーブの朝は暗い。暗くても時間は時間で車は動いている。そして「まち」が動いている。車窓から外を見ていると朝早くから工事用のバックホーが音を響かせて作業をしていた。日本とはちょっと違う。
早朝7:30ホテルを出発した。ジュネーブの朝は暗い。暗くても時間は時間で車は動いている。そして「まち」が動いている。車窓から外を見ていると朝早くから工事用のバックホーが音を響かせて作業をしていた。日本とはちょっと違う。
フランスと接近しており、フランスで生活をしていて、スイスに働きに来ている人が多いという。(なんとスイスの初任給は50万円ということであった。)陸続きのフランスとスイスの話である。
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