先日、大学3年生(2020年新卒生)の約5%が、1月1日時点ですでに内定を獲得しているというニュースを見た。そのほとんどがインターンシップに参加し、その流れで選考を受け、内定を得ているという。
経団連は企業説明会(採用広報)の開始を3月、面接や内々定(採用選考)は6月より解禁するよう企業にはルールを示している。しかし、今の大学2年生にあたる2021年卒からはその、経団連の就活ルールが廃止される。廃止後は政府が主導して就活時期を決めることになったが、ルールが形骸化し、徐々に崩壊しているといってもよい。
この流れが続くようであれば、就活は「3年生になってからでいい」という形から、「学生生活と並行して行うもの」に変わっていくだろう。そうなると、早い段階から、インターンシップなどへの参加のために、面接に臨む機会が多くなる。学生にとって面接の重要性はさらに高まるだろう。
よかれと思ってやった行動が逆効果になることも
私は日頃、キャリアカウンセラーとして職歴がない、もしくは職歴が浅い20代の方向けに就職(転職)サポートを行っている。どのような人物や回答の仕方が面接で評価され、逆に評価されないのかをつねに見ている人間だ。
さらに就職サポートをする過程で、企業からかなりストレートなフィードバックを聞いている。自社の採用選考の面接官も行っているため、そうした企業や面接官の視点、気持ちもわかっているつもりだ。
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