就活生が採用面接でやりがちな「4つの過ち」 「面接で評価されない人」には共通点がある

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そのような立場から、面接で「評価される人」と「評価されない人」にはいくつかの違いがあると感じている。中には、よかれと思ってやっている行動が、逆効果になっている場合もある。

大まかに言うと、面接で評価される人には次の2つの特徴がある。

1. 主体的にコミュニケーションを取っている

面接は、初対面の人とのコミュニケーションの場だ。そんな場では、受け身の姿勢でコミュニケーションを取るのではなく、自分から主体的(積極的)に話し、良好な雰囲気を作ろうという意思と態度が重要だ。そのような主体性がある人は評価されやすい。

2. 等身大で回答している

面接では、どうしても話を盛りがちになってしまう。もちろん、多少話を盛ることは日常でも行っており、面接においてもむしろやるべきだとは思う。ただ、自分がやっていない経験は話すべきではないし、自分が経験していたとしてもその詳細まで説明できないことを話すと、逆に低く評価されてしまう。詳細まで話せる経験や自分の言葉で説明できている志望動機のほうが面接官の評価は高くなる。

そうはいっても、「主体的にコミュニケーションを取る」「等身大で話す」と説明されてもあまりイメージできないかもしれない。そこで、今回は反対に評価されない「就活の面接でやってはいけないこと」「評価されない面接の過ち」の事例を挙げながら、面接の臨み方を解説していきたい。

ほかの人とは違う自己紹介にする

評価されない面接特徴1 自己紹介が「出身大学」と「名前」だけ

ほとんどの面接において、最初に求められるのは「自己紹介」だろう。面接がはじまったばかりで、緊張もあり、自己紹介をできるだけ早く終わらせて、相手にボールを返したい気持ちもわかる。

だが、自己紹介が「◯◯大学から参りました××です。本日はよろしくお願いいたします。」では、何の工夫もない。出身大学と氏名であれば、履歴書に記載があり、改めて説明してもらう必要はない。面接官は過密スケジュールで面接を繰り返し行っており、飽きているし、疲れてもいる。そこで、履歴書に書いていないことや、会話の糸口になるようなネタを提供することで、ほかの就活生との違いを自己紹介に盛り込むことを勧めたい。

「そんなこと言われても、何を言えばいいかわからない」という声もよく聞くので、具体的にいくつかネタをご紹介する。

<自己紹介に追加するといいネタ>
出身地と出身地の好きなところ(例:鹿児島出身なら→「鹿児島県の出身で、源泉数が日本2位という温泉がたくさんあるところが好きです」)
就職活動における自身の方針(例:「20代で市場価値を上げることができる機会が多い環境で働きたい」「市場のニーズに沿った事業を展開する会社を探している」など)
趣味とそれにまつわるエピソード(例:趣味が映画鑑賞なら→「ボヘミアン・ラプソディから人生は一度きりということを再認識し、悔いの残らない人生にするためにも自分らしい就職を目指しています」)

要するに、ほかの就活生があまり言わないことや、自分の価値観が伝わることを、面接の冒頭の自己紹介で話すということだ。

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