「学生をイベントで集める」が採用の新潮流だ テクノモバイルは奇抜さ維持しつつ進化図る

✎ 1〜 ✎ 496 ✎ 497 ✎ 498 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
テクノモバイルが行った「AI彼女制作勉強会」の様子。就活も意識した大学3年生からかなりの応募があったという(写真:テクノモバイル)

「麻雀採用」「いちゲー採用」「人狼採用」……。採用の時期になると、こうしたユニーク採用が話題になることが多い。

ウェブ制作やアプリ開発などを手がける、2006年創業のテクノモバイルは、その「ユニーク採用」の宝庫といっていいほど、いろいろな採用企画を行ってきた。

同社は、2015年から期間限定の採用キャンペーンを開始、その中で多く実施されてきたのは、「一定の条件を満たせば、書類選考や一次面接などを免除され、いきなり最終面接に進める」タイプだ。

条件を満たせばいきなり最終面接に

たとえば、「山羊座エンジニア採用」なら山羊座の人はいきなり最終面接に臨むことができる。「ライバル会社にエントリーした人募集」であれば、グーグルやアップル、マイクロソフトの採用試験に応募したことのある人は自動的に最終面接に進む。「ITエンジニア面白名言採用」は、同社の採用応募にかける思いを漫画1コマで面白く表現できれば、即、最終面接だ。

『就職四季報』特設サイトはこちら

そのほかにも、法律改正の影響で、2018年9月に雇い止めとなる契約社員や派遣社員だけを対象にした「シリアス採用キャンペーン」、応募者と面接官が、3日間限定で、好きなタイミングでLINEを使った面接をする「72時間LINE面接」などを実施している。

こうした、変わり種の採用を数カ月単位で実施してきたテクノモバイル。始めた経緯について、経営管理部採用広報担当の金子美菜氏は、次のように説明する。

次ページ知名度アップが目的のひとつ
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事