もはやインターンシップは「就活の主戦場」だ

多くの学生が3年生の8月から動き出している

いまやインターンシップは就職活動のメインイベントとなっている(写真:zon/PIXTA)

インターンシップは、いまや学生とコンタクトを図るイベントの定番だ。2016年卒学生の採用の頃から盛んになり、年々広がりを見せている。

学生に対しては「実質的な就活のスタートはサマーインターンシップ」とこれまでは説明していた。しかし、2020年卒学生のインターンシップ参加状況を見ると、「実質的な」という言葉は必要がなくなったように感じる。

学生は自主的にサマーインターンシップから企業にエントリーしており、夏から秋、秋から冬にかけて複数社のインターンシップに参加している。いまやインターンシップは、就活の主戦場ともいえるメインイベントになっている。そんな学生の動向をデータで検証してみたい。

使用するデータは、2020年卒予定学生に対して2018年11月下旬に行ったHR総研とリブセンス「就活会議」との共同調査の結果である。

多くの学生が複数のインターンシップに参加

インターンシップへの参加状況だが、「これまでに何社のインターンシップに参加しましたか?」という設問に対し、文系(191人が回答)は、0社(応募ゼロ)が7%、0社(応募はした)が4%。理系(178人が回答)は、0社(応募ゼロ)が3%、0社(応募はした)が10%となっている。逆にいえば、9割近い学生がインターンシップに参加している状況だ。

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参加社数は、「1社」「2社」「3社」が、それぞれ全体の10~20%程度だが、最多は「4~6社」で、文系27%、理系25%だった。学部3年生(修士1年生)の12月段階で「7~9社」や「10社以上」というのはかなり多い社数だが、文系では計21%、理系では計7%いた。

インターンシップ情報の入手先で最も多いのは「就職ナビ」で、文系で74%、理系で81%に達する。続いて「企業のホームページ」が文理ともに4割程度となっている。それ以外の手段は、「インターンシップ専門サイト」「インターンシップ紹介イベント」「友人・知人」「キャリアセンター」「研究室・ゼミ」の順だが、数は少ない。

インターンシップ情報に関しては、大学・キャリアセンターがそれほど役割を果たしていないようだ。

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カーリング人気萌芽の時代から、平昌五輪での銅メダル獲得まで戦い抜いてきた著者。リーダーとして代表チームを率いつつ、人生の一部としてカーリングを楽しめるにまで至った軌跡や、ママさんカーラーとして子育てで得た学びなどを語る。