「外国人留学生の就職」に転機が訪れている

留学生派遣に脚光、入管法改正も追い風に

外国人留学生の就職に、派遣やアルバイト就業が役立っています (撮影:今井康一)

日本で就職する外国人留学生が増加する中で、アルバイトをインターンシップのように活用する動きが広がってきました。留学生は「資格外活動許可」を取得することにより、風俗関係の仕事を除いて勤務先や時間帯を特定することなく、原則週28時間以内(夏休みなどの長期休業期間は1日8時間以内)の就労が可能になります。

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これまでも飲食店やコンビニエンスストアなどでアルバイトをする留学生は多く見られましたが、訪日外国人観光客が初めて3000万人を突破するインバウンド需要を背景に、日本企業は外国人接客対応の必要に迫られています。

一方、留学生にとっても就職を見据えて、より高度な日本語を使った業務や日本のビジネスマナー、日本の企業の文化を知るための手段としてアルバイトを利用したいというニーズが高まってきました。

日本で就職する留学生が過去最高を更新

法務省の調査「平成29年における留学生の日本企業等への就職状況について」によると、日本で就職するため在留資格変更許可申請を行った留学生は前年比27.5%増の2万7926人。許可数も15.4%増の2万2419人となり、過去最高を更新しました。2012年からの7年間で、申請数、許可数ともに約3倍増という大幅な伸びを記録しています。

就職先の職務内容(複数回答可)は、「翻訳・通訳」が8715人、「販売・営業」が5172人、「海外業務」が3479人、「技術開発(情報処理分野)」が2296人、「貿易業務」が1775人となっています。

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