誰も「買いたくない」と思うときこそが「買い場」かも
【12月17日 月曜日】先週末の日経225先物は、80円安の2万1220円。NYダウは496ドル安の2万4100ドル。1ドル=113.37円、1ユーロ=128.12円。
業務用厨房機器大手のホシザキ(6465)が、不適切な取引行為判明による第3四半期報告書提出遅延で、監理銘柄(確認中)指定となり大幅安。1060円安の6340円、一時1450円安の5950円まで下げる場面があった。今年の高値は、6月22日に付けた1万1890円である。この会社は、10年前の2008年12月に上場し、売り出し価格は1株750円だった。
当時、友人から「IPO(新規株式公開)で野村證券から勧められているが、どうか?」と聞かれたけど、リーマンショック(2008年9月)直後で、こんな不景気に業績がいいわけがないので、よく調べもしないで「申し込みしないほうがいい」とアドバイスしてしまったことがあった。
もしあのとき750円で買えていれば、2018年高値では、10年間で株価が15.8倍にもなったわけだ。「誰も買いたくない」と思っているこういうときが、買い場なのだという教訓になった。引き続き、動向に注目したい。JASDAQ指数が、年初来安値更新、マザーズ指数も3.2%安。しかし日経平均株価は132円高の2万1506円。2週間前の12月3日は、7日続伸の2万2574円で、今思えば、ここが最後の売り場だったな。
【12月18日 火曜日】日経225先物は、450円安の2万1000円、NYダウは、507ドル安の2万3592ドル。IPOは、今年91社で、過去10年で最高水準となり活況だったとの報道。日経平均は、391円安の2万1115円と9カ月ぶり安値。「サラリーマンはボーナスで株を買うべきか」という記事を書いた(2018年11月23日配信)が、このとき書いた趣旨は「ボーナスが出たからといって、すぐに投資してしまった人は、今日現在では早くも含み損を抱えている可能性が高い。「含み損を抱えて苦しむ」などということにはなってほしくないという気持ちで書いたのだが、読者にこの気持ちが通じただろうか?
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