28歳貯金ゼロが月5万貯まる子になった理由 2019年は「お金貯められない病」から脱出する

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これまで、家に3万円を入れるほかは、お給料を全部使い切っていた彩未さんにとってお給料の27%を貯蓄しなければならないのは厳しいことでしょう。でも、独身時代は人生の「3大貯めどき」の1つです。実家暮らしの彩未さんは、1人暮らしの人と比べればアドバンテージがあります。

貯めどきとは、独身時代、子どもの保育園代がいらなくなって塾通いが始まるまで、子どもが独立してからの3回ですが、子どもが独立してからの貯めどきは、晩婚などで出産が遅いとなくなります。ちなみに、彩未さんのお父様は56歳だそうですが、家に3万円しか入れていない彩未さんは、ひょっとしたらご両親の貯めどきを奪っているのかもしれませんね。

さて、必要貯蓄率がわかったところで、貯まる仕組みつくりをしましょう。ポイントは、「先取り貯蓄」です。まずは、お給料の振り込まれる「生活口座」とは別に、「貯蓄口座」をつくりましょう。具体的に言えば、そこから「つみたてNISA(少額投資非課税制度)」などで運用にも回せるように、証券口座にひも付けるとやはり効率的です。たとえば、SBI証券なら住信SBIネット銀行などが便利です。

自動振替もいいが、「自分の手」でお金を移動させる

次に、毎月お給料が出たら、決めた貯蓄額を「貯蓄口座」に移します。

お給料の振り込まれる銀行で自動積立預金をしても構いませんが、私がお勧めするのは、自分の手でお金を移動させることです。ネットバンキングなら簡単にできますし、リアル店舗でも構いません。住信SBIネット銀行などネット銀行ならコンビニのATM(現金自動出入機)でも入金できますね。

つまり、毎月「よし、今月もちゃんと頑張れた!」と自分を褒めながら貯蓄し、積み上がっていく貯蓄額を確かめてほしいということなのです。

そして、大切な原則は、「貯蓄口座には絶対に手をつけないこと」です。

お洋服も欲しいし、週末には少しぜいたくしておいしいお食事を楽しみたいという気持ちはよくわかりますが、くれぐれもそれは貯蓄口座以外の「予算内」で行います。「予算内?」そう、会社や国家みたいですが、家計にも予算は必要です。予算と必要貯蓄額が決まれば、おのずと、毎月使えるお金は決まります。

では、予算はどう考えたらいいでしょうか。

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