ファイナンシャルプランナー(FP)の岩城みずほです。この連載では、おカネの問題と人生の問題について、とことんホンネでお答えしたいと思っています。
FPとして「おカネの問題」についてご相談を受けていますが、常々感じるのは、「おカネ」の問題は、「どう生きていくのか」という、もっと大きな「人生の問題」と深く結びついていることです。おカネに振り回される「人生」がいかに多いことか。
しかし、その問題を「合理的に解く方法」は必ずあります。相談者とともに、納得のいく「人生の中のおカネの『解』」を見つけていきたいと思います。「おカネ」というものを、合理的に、シンプルに、心地よい方法で取り扱うことができると、人は、より自由に、幸せに生きていけるのではないでしょうか。この連載が少しでも皆様の人生のお役に立つのなら幸いです。
人生におカネはいくら必要なのか?
連載初回は、読者の皆様にも、ぜひ自分のおカネについて考えていただきたいのです。
人生に、おカネはいったいいくら必要なのでしょうか(「今、すぐに知りたい!」という方は、この記事の最終ページで、空欄の数字を入力してみてください。すぐに「老後にいくら必要なのか」の金額が出ます。そのあと、もう1度順番に読んでいただくと、よくわかります。
自分は何歳まで生きるのか、年金はちゃんともらえるのか、年金だけで暮らしていけるのか。老後のことを考えると、暗い気持ちになる方も多いでしょう。「そんなに心配することはありませんよ」と申し上げたいところなのですが、これからの私たちは、想定以上に長く生きることになるでしょうから、たとえばサラリーマンなら定年退職後も、人生はかなり長いと覚悟しておいたほうがよいでしょう。
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