あなたの人生におカネはいくら必要なのか 独身も家族持ちも「6つの数字」を入れるだけ

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

早速、以下に示す「人生設計の基本公式」を使って、必要貯蓄率を求めて、月々どのくらい貯蓄をしなければならないかを明確にしましょう。

「人生設計の基本公式」とは、老後、自分がイメージする生活を送るためには、今からどのくらい貯蓄をしていけばよいのかを求めることができる式です。この公式のよいところは、誰でも、何歳でも関係なく使えて、過去をいっさい問題にしないことです。これまで貯められなかった人も、おカネの問題を避けてきた人も、この記事の最後にある空欄に数字を入れて、ぜひ計算してみてください。これから始めればよいのです。

まず、式をご覧ください。一見すると、分数の中に分数があったりして、「見ただけでイヤ!」と思われるかもしれませんが、計算はとても簡単です。あくまで数式は、仕組みを理解するためのものなので、眺めるだけでも大丈夫。前出のように、「自分が老後に必要なおカネ」は、最後のページの質問に答えると瞬時に出るようになっていますので、安心してこのまま進んでください。

 人生設計の基本公式

では、この式について、相談者の高松大輔さん(35歳・仮名)の例をご紹介しながら、解説したいと思います。

高松さんは、現在35歳の会社員です。現在は独身で、もうすぐ結婚する予定。今後は老後(65歳)まで30年間(a)働くつもりです。今後の手取り収入の平均値を600万円(Y)と想定しています。現在、高松さんには600万円の貯蓄(A)があります。高松さんは、今後の現役時代に使う生活費の7割=0.7倍(x)で老後を暮らしたいと考えています。一方、年金は、今後の現役時代の手取り年収である600万円の3割である180万円(P)と見積もっています。老後の期間は、少し余裕をみて95歳までの30年間(b)と想定します。高松さんは、現役時代に、毎年、手取り年収の何割を貯蓄しなければならないでしょうか。

次ページまず「手取りの何割を貯めるべきか」を知る 
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事