たくさん貯金したいなら3つの口座を使おう おカネの流れを把握しないと始まらない

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すべてを一緒くたにしていたら残るものも残りません(写真:Graphs / PIXTA)

おカネを貯めるためには「投資、副業などでおカネを増やす」「習慣や考え方や行動を改める」「毎月自動積み立てを始める」「家計簿をつける」「節約する」などさまざまな方法があります。

おカネが貯められない人に限って、このような実践方法を積極的に試しています。しかし、10年間以上家計簿をつけても、おカネが貯められなかった私の経験上、「貯めたいのに貯まらない」というサイクルに陥っている人は、結局何をやっても効果は今ひとつになりがちです。

それはなぜかというと、「おカネが貯められない人」は、そもそも自分の「おカネの流れ」がわかっていないからです。

おカネの流れを把握するとは?

おカネの流れとは収入と残高、支出を把握して単純な足し算と引き算を1カ月、1年という単位で繰り返しながら、その出入りを把握していくことです。「おカネが貯まらない」と嘆く人に限って、これを面倒くさがり、おろそかにします。

「何だか知らないが、おカネを貯めている人は投資をしているらしいからやってみよう」「何だか知らないが、おカネを貯めている人は毎月自動積み立てをしているらしいからやってみよう」

あれもこれもと「いいとこどり」をしようとしますが、自分の収入も支出もわからないまま進めようとしても、足元の地盤がぐらぐらしているところに大きな家を建てようとしているのと同じで、うまくいくはずがありません。

実は、私の両親もおカネが貯められない人だったのですが、貯金がないことに焦りを感じ、毎月定額の自動積み立てを始めたそうです。ところが、おカネの流れを把握することをおろそかにして、ただやってみただけにすぎず、結局、積み立てるおカネが引き落とせないという笑えない事態になり、数カ月で挫折していました。

この経験から、私は自分のおカネの流れを知らない人はおカネを貯めるためにあれもこれもと手を出したところで、成功するはずのものも失敗すると思うようになりました。

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