不調のサイン「無視する人」のヤバ過ぎる問題 命を削った先にあるものは「後悔」しかない

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

仕事でミスを連発したり、夜、まったく眠れなかったり、寝坊して大事な仕事に遅刻したり、昼間、あくびばかりが出て、ほとんど仕事にならない……。多くの人は、そういう「絶不調」な状態になってようやく、調子が悪くなっていたことに気付きます。でも、それでは手遅れなんですね。

「明らかな不調」の一歩前、できれば二歩、三歩前の「些細なサイン」に気付き、早めに対応する。それができると、数年単位で見たとき、仕事のパフォーマンスを大きく向上させることにつながるのです。

不調のサインはどんなものがある?

「不調のサイン」というのは、一般的に考えられているよりもずっと微妙で、相当注意しておかないと、気付きづらいものです。ここではいくつか、気をつけてほしいサインをあげてみます。どれも一般的には「不調のサイン」とは考えられていないものですが、こういったサインをキャッチして「ちょっと調子が悪いかも?」と疑ってみることで、絶不調に陥ることを避けたり、不調からの回復を早めることにつながります。

・なんだかイライラしている

どんな人でも、「なんだかイライラしている日」ってありますよね。実はこのイライラというのは、典型的な「不調のサイン」です。これは医学的に言うと、副交感神経(リラックスを作り出す自律神経)の力が減退している状態とほぼ符合しています。つまり「目に見えない疲労が蓄積している」指標として捉えることができるのです。

小学生ならともかく、成人して仕事についている皆さんは、「イライラしている」からといって、誰かれ構わず怒鳴り散らすということはないはずです。ただ、たとえばエレベーターの順番待ちをしているとき、焦らずに順番を他の人にすっと譲れるときと、横入りをしてでも先に乗りたくなってしまう(実際にはそんなことはしないにしても)ときというのがあります。

普段だったら何でもないような場面で感じる、ちょっとした「焦り」や「イライラ」。これは、実はあなたのメンタルに「ゆとり」がなくなってきている「不調のサイン」です。まだ直接的には仕事上のミスにはつながっていないかもしれない。でも、こういう状態を放置していると、遠からずミスにつながっていくのです。

・決められない

喫茶店やランチでお店に入ったとき、席についてすぐにメニューを決められるときと「どれにしようかな」と迷って決められないときというのがあります。「決められない」というのは、結局のところ直感力が鈍ってきているということです。些細なことのようですが、これを「少し調子が落ちているサイン」として捉えられるようになると、日々のコンディションの整え方が変わってきます。

・話を盛りたくなってしまう

会議での議論や同僚との雑談の際、そんなつもりはなかったのに、気付くと思いのほか熱弁をふるっていた、ということはないでしょうか。相手の話の腰を折ってしまったり、たいした根拠もないのに、自分の主張を大きく、声高に押し付けてしまったりしたことはないでしょうか。

次ページ「話を盛る人」は調子が悪い
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事