子どもの「やりたくない」をやる気にする秘訣

つい夢中になってしまう仕掛けとは何か

小学校での授業風景。写真はイメージ(写真:YsPhoto / PIXTA)
子どもたちの「やりたくない」をどうすれば「やりたい」に変えることができるのか。「早くしなさい!」と言う前に子どもが自分から動く仕掛けとは何か? 小学校教諭の沼田晶弘氏の著書『家でできる「自信が持てる子」の育て方』より、子どもたちがついつい夢中になってしまうポイントを解説します。

まずは、子どもに宣言してもらうのがいちばん

たとえば宿題が出ているのにお子さんがやろうとしないのであれば、親御さんが「やらせなくては」と考えるのは当然です。

しかし人の気持ちはそう簡単には変えられないもので、それはお子さんでも同じことです。

そもそも「宿題ないの?」という質問で急かすことは無駄なのです。

「ある」と返ってくるのはわかりきっているのです。僕であれば「何時から宿題やるの?」と尋ねます。

「……19時からやる」と子どもが時間を自分で決めたなら、それ以上はうるさく言いません。

そして、時間がきたら声をかけます。「19時だよ」と。その時「宿題はやりたくないけれど、約束を守らないのもみっともない」と子どもは思うはずです。なぜなら宿題は課されたものだけど19時からやるのは自分で決めた決まり事ですからね。

自分で「やる」と決めた。たとえ大人にうながされた結果であっても、その事実は子どもにとって重いものになります。大人はついつい言葉を駆使して子どもに「やらせよう」としてしまいますが、逆効果になることもしばしば。

そういうときは、「どうやる?」「いつやる?」と尋ねることで、「こんなふうにやる!」と子ども自身に宣言してもらうのがいちばんです。

この方法は、大人もまた、自分が言ったことはきちんと実行する姿勢を子どもに見せることが大事です。「ゲームを買ってあげる」と言っておきながら、あっさり反故にしたりすれば、子どもは失望するでしょう。

そして、「約束はやぶってもいいものなんだ」と間違って学んでしまうかもしれません。必ず約束を守るという親御さんの一貫した姿勢があってこそ、「自分で言ったんだから、やりなさい」という言葉にも重みが生まれるものなのです。

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