「メンタル不調」予防のため今日からできる事 幸せの度合いは「身近な人間関係」で決まる

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良好な人間関係を築くにはどうしたらいいのでしょうか?(写真:プラナ/PIXTA)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

人生の幸せの基準は人それぞれです。名誉、お金、愛、皆様は何を思い浮かべますか? 何をおいてもまずは健康と思う方も多いかと思います。そして、その中でも心の健康は、すべての面において影響を及ぼすものです。どのような状況下にあっても、心の平穏を保つことができれば、幸せにつながると思うからです。

人間関係のトラブルを解消するには?

その心の平穏は、身近な人間関係に大きく影響されます。私が相談業務を行っている中でも、悩みの原因の9割以上は、人間関係に集約されます。最初は、「体調が悪い」「やる気が出ない」「仕事が向かない」と訴えてくる方々も、話を聞いていくと、多くは上司や部下、取引先などの仕事関係、もしくは、友人知人、家族との人間関係に行きつきます。裏を返せば、人間関係さえよければトラブルは起こりにくく、心を痛めることも少ないといえます。

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実際、職員向けの研修で、人間関係構築を主体とした「聴き方と伝え方のコミュニケーションスキル」と関わり方の基本姿勢を身に付ける「ハラスメント本質」の研修を行っていくと、メンタル不調を訴える人、業務上でのトラブル、休職や時短勤務を要する人が確実に減り、離職率が下がります。

魔法のように次の日から劇的に変化するということはありませんが、じわじわと確実に効果を表します。自分が変わることにより、周りから自分への対応が変わるからです。ですから、関わり方のスキルを学ぶのは非常に効果的なのですが、残念ながら限界はあります。相手自身を変えることはできないからです。

では、快適な関係を築くためには、どうしたらよいのでしょうか。

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