「ゴルフ規則」が大改正!一体何が変わるのか 簡単に、わかりやすく、スピードアップがカギ

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バンカーが苦手の人に朗報もある。

まず、バンカーの中にあるルースインペディメントという、木の葉や小石などを取り除けるようになった。小石がボールの近くにあって打ちにくかったということがなくなる。なにより「2罰打を加えたらバンカー外にドロップしていい」と変更される。バンカーで2度、3度出ずに苦労してきた人は、バンカーに入っても外の芝から打てる。ペナルティーを払った上ではあるが。

グリーン上でパッティングをするときに、キャディーがカップに立っている旗竿(ピン)を抜いているシーンをテレビのゴルフ中継で見たことがあるだろう。今まではピンに当たるとペナルティーだったが、ピンを抜かずに打ってもいい(抜いてもいい)と変わる。ピンを立てたまま打つとカップインする確率が上がるともいわれるので、立てたまま打つ人が増えるかもしれない。

スピードアップが目的なのだが、抜いて打ちたい人、立てたまま打ちたい人が交互にいたら、ピンの抜き差しに時間がかかる気がする。これまで「遠方先打」といって、カップに遠い人が先に打つことになっていたが、今回の改正で他のプレーヤーの了解があれば遠い近いにこだわらなくていいことになった。立てたままがいい人が先に打って、抜きたい人が後で打つ、というようにすれば抜き差ししなくていい。

ボールを探す時間も短くなる

ボールの探索時間が5分から3分に短縮される。なので、ボールの位置がわからなくなったら、1、2カ所探すのがやっとでほとんど時間はないと思ったほうがいい。ボールの行方は今まで以上にしっかり見たいものだ。

「レディーゴルフ」も推奨される。ティーグラウンド(2019年からティーイングエリアと名称変更)では、前のホールのスコアが少ない順番に打っていたが、これも了解があればだれから打ってもいい。「準備ができた人から打つ」ということで、これもスピードアップが目的。前のホールでパーを取って「きょう初オナーだ」と言える、最初に打つ名誉(オナー)がなくなるのは、少し寂しいかも。

ティーイングエリアへの変更だけでなく、ゴルフ場内の区域の名称変更もあるので、新ルールブックで確認したい。ティーグラウンドと言ってしまってもペナルティーはないのでご安心を。

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