「原辰徳」が参戦したゴルフ大会の絶大な効果

ファンケルクラシックの入場者数は過去最高

富士山をバックにした裾野カンツリー倶楽部18番ホール。試合展開はプレーオフの大熱戦になった(写真:リソルホールディングス提供)

懐かしいアナウンスが、ゴルフ場に流れる。「4番、サード、原」にギャラリーがどっと沸く。

8月17~19日に静岡の裾野カンツリー倶楽部(運営:リソルグループ)で行われたPGAシニアツアー、第18回「ファンケルクラシック」に行った。大会前から、プロ野球元巨人監督の原辰徳氏がアマチュア(以下アマ)で出場すると評判になっていた。「還暦を迎えて新たな挑戦」でもあった。選手なので、以下敬称を省略する。

大会初日から、盛り上がりを見せていた。以前、『ファンケルのゴルフ大会、毎年大盛況の理由』(2017年8月29日配信)で紹介したことがあるが、この大会はもともと、ファンケルがゴルフ場に家族連れなどを呼び込むために自社製品を配布したり、さまざまなイベントを行ったりして、観客動員ではシニアツアーでもナンバーワン、男女のレギュラーツアーと比べても毎年10指に入る観客数を誇っている。

なので、ギャラリーが多いのは不思議ではないのだが、例年になくゴルフ場に入る道路が渋滞し、午前8時前というのにゴルフ場近くの駐車場もほぼ満杯。クラブハウスにたどり着くまでにいつもの倍の時間がかかった。

ギャラリーバスに乗ったところ、車内で流れる大会PRビデオで最初に登場するのは原。トップシニアプロが集結する大会で、中嶋常幸や倉本昌弘より先に「顔」を出す。ビデオが流れると、50~60歳ぐらいと見受けられる女性たちは、原の話で持ち切りだ。

初日から大盛況

1番ホールはギャラリーでいっぱい、男女レギュラーツアーでも初日からこれはそうそうないだろうと思った。原がスタートすると大移動が始まる。やはり原見たさのギャラリーだった。

ファンケルクラシックに参戦した原辰徳(筆者撮影)

原は「東京ドームのお客さんを裾野CCに呼びたい」とリップサービスしていたが、現実になったようだ。

オレンジ色のジャイアンツタオルを首に巻き付けた一群、監督時代の背番号88のユニホーム姿の人たちもいる。

さすがにトランペットや太鼓での応援はなかったが、明らかに従来の「ゴルフファン」ではない人が目についた。

初日(金曜日)は7315人、2日目は9553人、この大会が持っていた1日の入場者数のツアー記録を上回る新記録を達成した。最終日は更新できなかったが、3日間合計2万5214人はツアー新記録になった。

次ページ原も単なる客寄せではない
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