ファンケルのゴルフ大会、毎年大盛況の理由 大イベントを会社はどう盛り上げているのか

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毎年、多くのギャラリーを集めることで話題になるゴルフのシニアツアー「ファンケルクラシック」。今年も3日間で2万人を優に超える人が観戦した(写真:ファンケル)

朝のギャラリーバスの雰囲気から、ちょっと違う。8月18~20日に静岡・裾野CCで行われたシニアツアー「ファンケルクラシック」の取材に行った。三島の駅からギャラリーバス乗り場に行くと、子どもたちが多くてなかなかのにぎやかさ。両親や祖父母に連れられているようだ。やって来たバスは、観光バスや高速バスに使われるタイプ。会場まで30分ほどなのだが、車内でも子どもたちが両親と学校の話などをしていて、本当にこれからゴルフ観戦をするの?という雰囲気だ。

シニアツアーは、50歳以上の男子プロゴルファーによって戦うツアーで、年間18試合ある。その中でも、民間スポンサー主催の大会としては、17回目を迎えたこの「ファンケルクラシック」は老舗。通販が主力で、化粧品や健康食品を扱うファンケルがスポンサーの大会は、しかも、毎年、そのギャラリーの多さで話題になる。

今年も大会史上3位のギャラリーを集めた

やはり、今年もたくさんのギャラリーが入った。3日間で2万2666人。2012年にこの大会が記録した2万3802人のシニアツアー記録には及ばなかったが、歴代3位だった。

今季の男子ツアーは9試合を消化、4日間大会で平均ギャラリー数は1万4349人。2万人を超えたのは今のところ1試合しかない。女子ツアーは24試合を消化した。シニアと同じ3日間大会が多く、平均ギャラリー数は1万6437人。ワールドレディス選手権サロンパスカップの4万1484人(4日間大会)は別格として、それを含めて2万人超えは5試合だ。

ファンケルクラシックと同じ日程で、目と鼻の先の箱根で行われた女子ツアーのCATレディースのギャラリー数は3日間で1万1430人と約半分だった。筆者も昨今の女子ゴルフ人気は認めるところだが、年配おじさんのシニアツアーでも人が来るのには、理由がある。

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