1本500円の低価格ワインを美味しく選ぶ方法

値段よりも産地よりも「保管環境」を見よ!

いまやリーズナブルな値段で買える輸入ワイン(写真:jazzman / PIXTA)

ひと昔前、11月にもなると「ボジョレー・ヌーボー予約中!」といったポスターやチラシを目にした。バブル期にはボジョレー解禁イベントが高級レストランやホテルで華々しく行われたものだが、最近はとんと聞かない。毎年11月の第3木曜日が解禁日と決められているため、今年は11月15日のはずだ。まもなくというのに、やっぱり盛り上がっていない印象がある。日本人はワインに飽きたのだろうか? 

この連載の記事一覧はこちら

そんなことはない。巷にはワインバルやワイン酒場があふれている。ファミレスでもワインは定番だ。メルシャンの資料によると、ボジョレー・ヌーボーが日本中でもてはやされていた1987~1990年が第4次ワインブーム期で、リーマンショック後の景気低迷期はやや減少したものの、その後もワインの消費量は拡大に向かっている。現在は、第7次ワインブームにあたり、その大きな要因とされているのが低価格輸入ワインの市場拡大という。

身近な存在となったワイン

多くの日本人にとって、ワインはありがたがって飲むものでも、高級フレンチのワインリストから選ぶものでもなく、スーパーやコンビニでビールと一緒に買って帰るものに変わった。売り場を覗くと、価格帯の中心は1000円以下だ。ボリュームゾーンは500円台で、中には750mlボトルが300円台のワインも珍しくない。コンビニで350mlの缶ビールを2本買うのと同じ程度の金額でボトル一本が手に入る。そう考えると、随分コスパがいいお酒ではないか。

とはいえ、低価格すぎると不安になるのが人の常でもある。安かろう悪かろうという言葉が頭をよぎる。まったくワイン通でない筆者が買う時には、ボトルに書かれた情報をあれこれ読み解くのだが、やはり開栓してみるまでは安心できない。フルボトルだけに、飲んでみてがっかり、となるとダメージが大きい。

どうしたら美味しい低価格ワインを選べるのか、その手がかりを探ってみた。

次ページワイン選びのコツとは
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • 最新の週刊東洋経済
  • ブックス・レビュー
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
ANAが希望退職実施へ<br>雇用維持貫くJALとの差

ANAホールディングス傘下の全日本空輸は10月7日、退職金の割り増しによる希望退職の募集を労働組合に打診。一方の日本航空(JAL)は同日に開かれた定例会見で、人員削減の考えはないと明言。両社で対応が分かれた要因とは。

東洋経済education×ICT