自己紹介が記憶に残らない人と残る人の大差 石川善樹が考える「自己紹介」の奥義
石川:「何かを得たい」のであれば、横石先生のメソッドように「未来・過去・現在」を軸に考えてみるといいでしょう。「何かになりたい」のであれば、福井先生が言ったように「対立・葛藤・展開」という構造を考えてみるといいでしょう。「それじゃあ疲れます。私はただ在りたいんです」ということであれば、『まんが日本昔ばなし』的なものが参考になるのかもしれません。
自己紹介に必要な視点とは?
まとめると、僕なりの最強の自己紹介のメソッドは、
2:「失う→悲しむ→受容する」という構造
3:定石から「ちょっとだけズラす」というテクニック
という3つの要素(視点)を取り込むことで、「平凡な人の平凡な物語」でも語り継がれるものにできるのではないか、というものです。
いずれにせよ、自己紹介というと「生まれてからいままでのことを、どう編集して伝えるか」という風に思いがちですが、「未来・過去・現在」を軸にするにしても、「対立・葛藤・展開」を表現するにしても、「ただ在る」にしても、自分のルーツをしっかり知っておくことが大切なのではないかと思います。
自分の生まれる「前」がなんだったのか、どうだったのかを知ることで、より、自分がわかるはずですから。そういう意味では、「最強の自己紹介」の結論は、「両親を出す」なのかもしれません(笑)。
(TEXT BY TOMONARI COTANI、
PHOTO BY KOUTAROU WASHIZAKI)
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