NISAとiDeCo、これが税制面でお得な活用法だ

やっぱりよく使っているのは高齢世代だった

資産運用するにもNISAとiDeCoの仕組みを知る必要がある(写真:makaron* / PIXTA)

「NISA」(少額投資非課税制度:ニーサ)と「iDeCo」(個人型確定拠出年金:イデコ)。どちらも将来お金が必要なときに備えて蓄える際に、税制面で優遇が与えられている仕組みだ。

将来のために、銀行にお金を預けていても、税制面での優遇はない。まず稼いだ所得に所得税等がかかり、今の消費に使った分の残りを貯金するのだが、その預金に利息が付くと、その利息にも所得税がかかる。

だが、NISAとiDeCoには、所得税が部分的にかからない形で、税制面で優遇されている。

NISAは拠出時に税金がかかる

NISAは、幅広い家計に国内外の資産への長期・分散投資による資産形成を行う機会を提供する観点や、自助努力に基づく資産形成を促進し、家計からの成長マネーの供給拡大を図る観点から、2014年1月から始まった。NISAで税制上の優遇を受けたい人は、普通の預金口座ではなく、NISAのための口座を開設する必要がある。そのNISA口座に、自分のお金を入金する。税制上の優遇の類型としては、拠出時には課税(所得控除なし、T:Taxed)、運用時および給付時には非課税(所得控除あり、E:Exempt)とする、「TEE型」といわれる。

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ここで、拠出時とは口座に入金するときで、そのときに所得税がかからないか否かである。NISAは拠出時には税制上の優遇はない。つまり、稼いだ所得に所得税がかかった後のお金を、口座に入金することになる。入金したお金を、所得税負担を軽くすること(所得税控除)には使えない。

恩恵は運用時に非課税になることだ。つまり、NISA口座のお金で稼いだ利息や配当等には、所得税はかからない。これは普通の預金口座にはない税制上の優遇である。NISA口座からお金を引き出すときには、普通の預金と同様に、元本には所得税はかからない。

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