日揮と千代田化工、北米に進出するワケ

未開拓マーケットで大型受注獲得へ

世界最大のエチレン製造プラント。射止めたのは、日本企業だった。

石油・天然ガス関連のプラントエンジニアリング大手の日揮は10月、米国で大型エチレン製造設備のEPC(設計から資材調達、建設までの一括請負)契約を受注したと発表した。同社をリーダーとする現地エンジ会社・フルア社との共同受注で、受注総額は2000億円規模に上る。

エチレンは合成樹脂や石油化学製品などの原材料となる基礎化学品。米国では現在、大手石油・化学メーカーによって、エチレン製造プラントの建設ラッシュが起きている。エチレンは原油から取り出したナフサを原料とするのが一般的だが、米国の新設プラントはいずれも天然ガスを原料とする点が特徴だ。

中でも、日揮が受注したシェブロンフィリップス・ケミカル社のエチレン設備(建設地はテキサス州)は、2017年前半の稼働を目指す大型案件。年産規模は150万トンに及び、新設案件としては世界最大だ。ピーク時には3000人以上の現場作業員を動員して工事に当たる。

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