「ありえない」という言葉に釣られる人の暗愚

ネットの炎上やデマに巻き込まれていませんか

インターネット上の情報は玉石混淆だ(写真:SIphotography/iStock)

ツイッターなどで起こる炎上。その反応の中には、よく読まずに脊髄反射的に怒っていたり、曲解していたりするものもあります。情報源の確認不足から、悪気なくデマ拡散に協力してしまう例も。本記事では国語講師で『大人に必要な「読解力」がきちんと身につく 読みトレ』の著者である吉田裕子氏が、SNSトラブルを防止するために、情報リテラシーを高める、正しい文章の読み方を紹介します。

炎上やデマ拡散が起こる理由

誰もが気軽に発信できる――それがインターネットの魅力ですが、裏を返せば、専門家の学術的見解も、ずぶの素人の思い込みも、同じように流布しているということです。インターネット上の情報は玉石混淆です。

しかも最近では、グーグルなどで検索をしても、SEO(検索エンジンで上位に表示されるようにする手法)により、宣伝的なサイトが上に表示されるようになっています。SNSのインフルエンサーの投稿には、お金をもらっての宣伝である旨を隠した商品PRが紛れ込んでいるケースもあります。

情報リテラシーがないと、玉石混淆どころか、石にしか当たらない時代です。一方的な情報、間違った情報ばかりに触れ、強い思い込みを持ってしまっているケースもあります。

また、アクセス数を集めるため、人の感情を必要以上にあおり立てる表現が乱用されています。記事タイトルが内容以上に過激になっているのは日常茶飯事です。「炎上マーケティング」という言葉もあります。あえて攻撃的・挑発的な表現を取り、意図的に炎上を発生させる宣伝手法をこう呼びます。

賛否両論を巻き起こし、世間の注目を集めることにより、知名度や売上を伸ばそうとするわけです。炎上マーケティングの広告を見て、カッとなってSNSに投稿でもしようものなら、「人々の怒りに火をつけて、アクセス数を稼ぐぞ~」ともくろんでいる企業の思うツボです。

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