100円ショップ「セリア」、強さの秘密

驚異の25期連続増収!今期は最高益

消費増税を前に注目を集める企業がある。100円ショップ業界2位のセリアだ。1987年の設立以来、25期連続で増収を確保。今2014年3月期は売上高1070億円、当期純利益は54億円と過去最高を更新する。

セリアの店内は平日、休日を問わずにぎわう。コンセプトの「カラー・ザ・デイズ(日常を彩る)」が表すように、店内はパステル調に統一され、100円均一とは思えないカラフルな“おしゃれ雑貨”が、余裕を持って陳列されている。

かつて「デフレの旗手」ともてはやされた100円ショップは、円高と中国の“世界の工場化”を背景に台頭した。が、いずれも外部環境は転機を迎えている、さらにスーパーなど他の小売業態が対抗値下げで集客力を高める中、単純に何でも100円という価格設定は競争力を失っている。

業界首位で「ダイソー」を展開する大創産業は、成長の鈍化に直面した結果、海外市場に活路を求めている。食品の品ぞろえを武器に主婦層を狙う3位のキャンドゥは、2013年11月期の業績計画を下方修正し、減益となる見通しだ。消耗雑貨に強い4位のワッツも売上高の伸びが鈍り、2014年8月期の利益はほぼ横ばいにとどまる。

POSシステムをいち早く導入

厳しい市場環境の中、セリアはなぜ強いのか。その源泉は、2004年に業界他社へ先駆けて導入したリアルタイムPOS(販売時点情報管理)システムにある。

100円ショップ業界は当時、100円で売れる商品を次々と仕入れて店頭に並べ、顧客を楽しませ、驚かせることが、成長につながると考えていた。だがセリアは、商品点数が急速に増える中、何がどれだけ売れ、何が在庫として残っているか、把握できなくなっている事態に不安を感じた。

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