「定年後の年収は半分未満」が4割という現実 「労働時間は変わらない」人が半分以上だが…

第1回:50代会社員が直面する「役職定年」のリアル
第2回:生計維持だけでない「定年後も働きたい」理由
継続雇用を選んだ理由
現在、定年後の働き方として最も希望が多いのが継続雇用です。ただ、定年後の継続雇用、それも大半を占める再雇用の場合には一般的に雇用条件が引き下げられることが多いため、これら社員のモチベーションをいかにして確保するのかが、企業にとっても社員にとっても重要なテーマとなっています。
前回記事(「生計維持だけでない「定年後も働きたい」理由」)では50~64歳の定年前の正社員については、継続雇用の希望が多いことをご紹介しました。そこで今回記事では、実際に継続雇用を選択して働いている60代前半男性の実態について詳しく見ていきます。