「定年後の年収は半分未満」が4割という現実

「労働時間は変わらない」人が半分以上だが…

それでは、期待されている役割に応じた適切な評価は、なされているのでしょうか。60代前半の継続雇用の男性に人事考課が実施されているかをたずねたところ、「実施されている」は57.9%。42.1%が「実施されていない」と回答しています。

そして、人事考課が実施されていると回答した人に、考課結果が何に反映されているかをたずねたところ、「賞与・一時金に反映」されている割合は49.1%でトップ、次に「契約更新の判断に反映」が39.1%と続きます。
一方、考課結果が「処遇には反映されない」と認識している割合は、人事考課が実施されているうちの約6人に1人(15.6%)です。

60代前半の継続雇用の男性に、現在の労働時間(残業を含む)が定年直前と比べてどの程度の長さになっているかをたずねたところ、51.2%の人が「変わらない」と回答しています。労働時間が短くなった人の割合は46.8%で、定年直前の労働時間を100%とした場合、「75~100%未満」に短縮が22.5%、「50~75%未満」が14.5%。50%未満に短縮となった人は9.8%となっています。

労働時間・年収の変化とモチベーション

次に、60代前半の継続雇用の男性に、定年後の仕事に対するモチベーションが定年直前と比べてどのように変化しているかをたずね、定年後の労働時間の変化との関係を確認しました。

労働時間が定年直前と変わらない人のうち、約4割のモチベーションは定年直前とほぼ同じで、モチベーションが低下した割合は約5割でした。これに対し、労働時間が75%未満に短縮した場合には、モチベーションに変わりないのが2~3割で、低下した割合が約7割となっています。

モチベーションが「やや低い」の割合は、労働時間の変化により影響を受けているようです。なお、「低い」と回答した割合は、労働時間が25~100%未満の人が約2割なのに対し、労働時間が変わっていない人は24.7%となっています。

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