「雑談ネタ」を新聞TVで集めるのが不毛なワケ

それより文章力や話し方、鉄板ネタを磨こう

すぐに陳腐化してしまうネタを集め続けるのは雑談力の向上にはつながりません(写真:Piotr Adamowicz / PIXTA)

雑談しないといけない場で「話すネタがない」と焦る状況は避けたいものです。それには普段からネタを仕入れておく必要があります。

一方で、拙著『結局どうすればいい感じに雑談できるようになるんですか?』でも述べていますが、私は「テレビを見たほうがいいのか?」「どんな新聞や番組がお勧めか?」といった質問には「ネタ集めのために新聞・テレビを見る必要はまったくありません」と伝えています。

新聞・テレビのネタは消費期限が短すぎる

そもそも情報は次から次へと流れていくもの。長期間、人の気持ちを引きつけられるような時事ネタはそうそうありません。新聞の情報もテレビの情報も、3日経てばネタの価値がみるみる下がってしまいます。

にもかかわらず、情報収集のためにドカンと時間を割いてしまうのは、時間対効果があまりに低くもったいない。毎日1時間、新聞やテレビでネタ収集をするとしましょう。すると、1年で費やす時間は単純計算で365時間。こんなに膨大な時間を費やしても、ネタの消費期限はたったの3日。しかも時事ネタは、雑談ネタの中でも相手を結構選ぶジャンルなので、仕入れただけで使えずに終わることも珍しくはありません。

私はネタ収集に時間を割くくらいなら、手持ちのネタを面白く話す技術を身に付けたほうが、よっぽど効率的と考えています。

アメリカで行われた「説得力の研究」があります。「ピクニックのお知らせ」を3パターン作り、大学生に告知するという内容で、1つは開催日時と内容を記した単純なお知らせ。もう1つはそこにイラストを入れたお知らせ。そしてもう1つは4コママンガを入れて少しコミカルに仕上げたお知らせ。すると、コミカルなお知らせの回に集まった学生は、単純なお知らせの約2倍だったそうです。

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