大学生にものすごく「睡眠」が必要な根本理由 勉強のためでも徹夜なんてもってのほかだ
そして、この対策の効果をメールによる情報提供と比較した。すると、この朝の集まりに出席した学生は、ストレスがかなり減少し、睡眠時間が増え、試験の時期でも睡眠不足になりにくくなったという。
プリチャードによると、重要なのは良い「睡眠衛生」を実践することだという。睡眠衛生とは、十分に休息できる睡眠を確保するための行動だ。彼女とアメリカ睡眠医学会は以下の方法を推奨している。
就寝前はいつも決まった行動を
—週末も含めて、毎日だいたい同じ時間に就寝し、同じ時間に起きる。
—寝室をリラックスできる環境にし、就寝前にはいつも決まったルーティーンの行動を行う。
—少なくとも就寝3時間前からは、カフェインの入った飲み物や食べ物、眠気を覚ます作用のある医薬品を摂取しない。
—試験前の詰め込みや宿題のために、遅くまで起きていることをやめる。課外活動に時間をとられすぎているのなら、あまり重要でない活動は減らす。
—できれば、コンピューターやテレビ、スマートフォンなどの電子機器は、就寝直前に見ないようにするために寝室には置かない。
—空腹のまま就寝しない。就寝前にはたくさん食べ過ぎない。
—就寝時間が近づいたら激しい運動はしない。代わりに軽い読書や瞑想など、心を鎮める活動を行う。
—就寝時には、寝室を静かに、暗く、涼しく保つ。外の照明や音が気になるなら、光を遮るブラインドや、ホワイトノイズ・マシン(騒音を聞こえにくくする機械)の利用を検討しよう。
(執筆:Jane E. Brody、翻訳:東方雅美)
© 2018 New York Times News Service
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