知らないと怖い「睡眠」の常識・非常識 不眠だと「生活習慣病」の発症率が2倍に
年を重ねるにつれ、不眠に陥りやすくなる
蒸し暑いと夜に布団に入っても寝つきが悪いことはありますね。1日を振り返りながら、「あの人にイヤなことを言われた」などど不愉快な気持ちが膨らむと、ますます目がさえるでしょう。ふと時計を見れば、深夜の1時、2時。「明日は早く起きるから寝ないといけない」と思えば思うほど、寝つけない。このような不眠に悩む人は、60歳以上で3人に1人に上ります。
「年を重ねるにつれ、睡眠リズムが少なからず乱れて不眠に陥りやすくなります。うつ病が陰に隠れていることもありますが、日頃から快適な睡眠を意識することで解消できることは多い。しかし、一般的に健康のために食事や運動に気をつけても、睡眠はないがしろにされがちです。快適な睡眠を心がけてください」と古賀良彦先生は話します。
眠れないと、快眠を実現するのは難しいように思えますね。でも、眠る環境を整え、日中の活動量を上げ、ストレスを解消するなど工夫をすることで、寝つきは良くなるそうです。単に寝ようとして、眠れない状態を放置することが問題といえます。不眠を放置すると、さらに睡眠リズムが乱れて眠れないといった悪循環にも陥るのです。