日本人の4割が抱える「睡眠負債」の深刻度

最速で解消!今日からできる3つのこと

月曜の憂うつは危険なサイン?(写真:oatawa/iStock)

ますます暑さが厳しくなる日本列島。ちょっと寝不足な日々を送る人も多いでしょう。しかし、そのちょっとした寝不足が、あなたの体に大きなダメージを与えていることをご存じでしょうか。

日本人の4割が抱える、危険な眠りの借金「睡眠負債」

2017年、ユーキャン新語・流行語大賞トップ10に選ばれた言葉が話題になりました。「睡眠負債」です。この言葉は、英語の「sleep debt」を直訳した言葉で、単なる“睡眠不足”ではなく、“返済すべき睡眠不足の累積”というニュアンスを含んでいます。

睡眠不足はその日だけの問題ではありません。1日1時間程度の睡眠不足でも30日間続けば、一睡もせずに30時間起き続けているのと同じ状態になります。解消しないかぎり毎日積み重ねられていってしまう、かなり危険なものなのです。

この睡眠負債、日本の中でも近年深刻な問題となっています。2015年の厚生労働省「国民健康・栄養調査」によれば、1日の平均睡眠時間が6時間未満の日本人の割合は20歳以上に限ると39.5%。つまり、成人の約4割もの人が、睡眠が足りていないのです。

休日に寝だめをするから大丈夫だと思っている人もいるでしょう。しかし、寝だめでは睡眠負債を解消できません。むしろ、その間違った寝方によって、かえって日曜日の夜に寝つけなくなる悪循環が生みだされます。

もしあなたが、月曜日の出社前の朝に、憂うつだったとしたら、それは睡眠負債の累積によるものかもしれないのです。

朝の憂うつだけではありません。睡眠負債は、仕事の生産性をも下げることがわかっています。ランド研究所・ヨーロッパが、2016年レポートのなかで、睡眠時間が6時間未満の人が7時間の睡眠をとった場合、年間でどの程度の経済的な社会損失が改善されるかを推計しています。

それによると、日本を含む5カ国をGDP比で考えた場合、日本はトップでGDPの2.92%(2018年1月の為替レートで、ほぼ15兆1800億円)が改善されるという結果となりました。つまり、日本は現在、睡眠負債によって、約15兆円の経済損失を出しているのです。

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