中学時代のお小遣いは学年×1000円、妹には甘かった
関東某県出身のダイスケさん(仮名)には双子の妹、そして姉が1人いる。実家は革製品を扱う自営業で、父親はいわゆる職人だ。ダイスケさんは新卒で会社員を経験した後、現在は家業を継いでいる。ダイスケさんが幼い頃、母親も父親の仕事の手伝いをしていたが、合わなかったのか、しばらくすると外にパートに出るようになった。
「父親は少し亭主関白なところがあり、昭和の父親というイメージです。口数も少ないし、子どもに対して怒ることもほとんどありませんでした。幼い頃はバブルで業績が良かったのか、家族で旅行やスキーに行った覚えがあります。きょうだいが3人いるのにこんなに遊びに行けたことや、双子なので同時期に2人分の学費もかかることから、今思うとわが家は経済的に裕福だったのだと思います」
中学生になると、学年×1000円のお小遣い、つまり中1ならば1000円、中2なら2000円をもらうようになる。そのお小遣いで学校帰りに駄菓子を買ったり、1000円カットの散髪に行ったりした。流行りのCDは、仲の良い友達と貸し合ってMDにダビングしていた。しかし、洋服が欲しいときはそのお小遣いだと足りない。そういう場合のみ、親から追加でお小遣いをもらった。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら