「休日何もできない」人は、うつの入口にいる

発達障害の僕がお勧めする「リラックス法」

【リラックス手段⑤】日光浴

暖かい季節、公園まで歩く気力があれば、ベンチに座って甘い飲み物でもすすりながら、ボーッと空を眺めます。

日光はうつ状態に特効的な作用をもたらします。オフィスワーカーの皆さん、最後に太陽の光を浴びたの、いつですか? オフィスの白くて清潔なあの照明、お仕事に集中するには向くかもしれませんが、少しずつあなたの神経を蝕んでいます。

【リラックス手段⑥】ジャンクフード

ジャンクフード、僕はある程度仕方ないと思います。だって、ピザもハンバーガーも体はともかく心を癒やす食品ですよね。長引く会議に宅配ピザが届くと、みんな少しやさしい気分になります。ただ、これだけになってしまうと健康を損なうので、ほかにも「何もしない日」のお供を増やしておくことを心から推奨します。

家事も趣味もリラックスも苦痛になって、タイへ

ついに何もできなくなった。家事どころか、自分のリラックススペースも、ささやかな趣味も単なる苦痛になってしまった。これがうつ状態の次の段階です。

僕もつい昨年、「もうダメだ」という時期がありました。そのとき僕は、最後のなけなしのおカネと気力を振り絞って、タイに行きました。空港に降りた後は、観光にもショッピングにも目もくれず、バンコクからいちばん近い離島に向かいました。行きの飛行機は睡眠薬を使って眠り飛ばし、空港からバスステーションまでタクシーを飛ばし、後は長距離バスでひたすら眠りました。

僕は昔から、南国が好きです。そこには暖かい日差しと、ツーリストをひたすら甘やかすサービスと、雑でいい加減な人々がいます。後は、海辺のいちばん安いコテージを2週間借りてひたすら「何もしない」をしました。

毎日パラソルの下で海を眺め、ちょっと気力が出てきたら島を散歩し、屋台で適当なご飯を食べ、後はひたすら眠って過ごしました。持ち物は小さなかばんひとつ。入っていたのは財布とスマートフォンとパスポートだけです。タイはとても便利な国なので、それで十分なのです。

「何もしない」というのはとても難しいことなので、うつ状態が悪化すると「何もしない」にも多大な努力が必要になります。僕にとって「何もしない」に適した環境は、若い頃散々ダラダラ過ごした東南アジアの海辺です。そこにたどり着けば僕はひたすら怠惰なツーリストであることができます。幸い、タイはネット環境がとてもよいので、スマートフォンで音楽を聴いたり、ネットを眺めたりもできます。服は適当に買えばいいし、ランドリーサービスもあります。

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