「休日何もできない」人は、うつの入口にいる 発達障害の僕がお勧めする「リラックス法」

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そんなときにいちばん最初にするべきは「何もしない」ことです。「自分は今不調である。だから何もせず休む」というのは、意志ある行動なのだと理解してください。

やりたいこと、やらねばならないことはたくさんある。しかし、それらの誘惑を断ち切って「何もしない」という行動を選ぶ。この意識を持つだけで、休息の効果は劇的に上昇します。しかし、いざ「何もしない」を実行してみると、思った以上にそれは苦痛であることに気づくと思います。そういうときに、「とにかくこれを実行すれば自分はリラックスできる」という意味での趣味を持つことはとても大事です。

「五感のフル活用」

僕は「五感のフル活用」という方針をおすすめしています。要するに、五感を楽しませるリラックス手段、あるいは趣味を用いるのです。思考力も活動力もどん底の状態でも、あなたを確かに安らがせてくれる手段。これをいくつ用意できているかが、うつ状態から自分を救うために最も重要です。「自分は何もできない」ではなく「何もしないをやっている」のです。この考え方ひとつで回復量は別物に変化します。

僕は、生きるためにこれをたくさん用意する努力をずっと続けてきました。

【リラックス手段①】部屋にリラックススペースを作る

僕は、お気に入りのソファと小さいテーブルを置いたリラックススペースを部屋に作っています。「ここに座れば自分はリラックスしているのだ」という条件反射を作るための場所です。

【リラックス手段②】シーシャ(水煙草)

最近のお気に入りはシーシャ(水煙草)です。ポコポコと音を立てながらやわらかく甘い煙を吐き出す。お気に入りの音楽をかけながら、お気に入りのソファに座って。その間は、とにかくその時間を楽しむことに専念します。

【リラックス手段③】お香

「嗅覚刺激」は、脳にもたらす効果が五感の中で最も強いと思います。ふと懐かしい香りがして、感情が強烈に揺さぶられた記憶ってありませんか。春の窓から流れ込んでくるあの香りなんかは、とても強く精神に働きかけますよね。僕は最近、松榮堂というメーカーの「元禄」というお香がとてもお気に入りです。

【リラックス手段④】入浴

ぬるいお風呂に入浴剤を入れて、防水処理をしたタブレットを持ち込んで、ゆったり眺めたりもします。ストーリーのあるものは見たくないので、毒にも薬にもならないような動画をボーッと眺めます。

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