過去2回の連載で、カラン・メソッドという、短期間で英語ができるようになる学習法を紹介してきた。この英語学習法がオンライン英会話によって、日本にいよいよ定着しつつあることを解説したところ、大きな反響があった。第3回は、フィリピン人英語講師の実力について。カラン・メソッドをオンライン英会話で教えてもらう際、実際の相手を務めてくれるのは、フィリピン人講師が多いからだ。
オンライン英会話スクールのウェブサイトを覗いてみると、講師たちのプロフィールが、写真入りでズラリと掲載されているのをよく見かける。そのうちかなりの割合が、フィリピン人だ。
オンライン英会話スクールの講師はフィリピン人が主流
カラン・メソッドのコースをもつスクールも例外ではない。フィリピンのマンパワーなくしては、もはや「オンライン英会話」は成り立たないと言っても過言ではないほど、フィリピン人講師は不可欠な存在となっているのだ。
いっぽう、オンラインで英語を学ぼうか、どうしようかと迷っている人たちからは、フィリピン人の英語講師に、戸惑う声も聞こえてくる。
「フィリピン人が英語を話すなんて知らなかった」
「フィリピン人の英語は訛りが強いのでは?」
「教えるための知識や技術など、講師としての実力はどうなの?」
「やはりネイティブ・スピーカーに習ったほうが、力がつくのでは?」
戸惑うのも当然だ。これほど多くの日本人が、アメリカ人でもなく、イギリス人やカナダ人やオーストラリア人でもなく、私たちと同じアジア人であるフィリピン人から英語を習う時代が来ようとは、私自身、10年前、いや7、8年前ですら夢にも思わなかったのだ。
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