住みよさランキング2018、中四国・九州沖縄編

九州・沖縄のトップ3は不動、福津市が2連覇

中国・四国ブロックでは、この10年ずっと1位を守ってきた下松市(山口)が今回も1位となった。下松市は山口県の東南部に位置する人口5.7万人の中堅都市で、「人口当たりの大型小売店面積」は全国18位で「利便度」が45位と高く、「安心度」が138位、「快適度」が142位、「富裕度」が174位と、「住居水準充実度」を除くカテゴリーがいずれも全国200位以内に入っている。

2位以下は順位の変動が大きく、2位の大竹市(広島、前年ブロック7位)、3位の出雲市(島根、同5位)、4位の瀬戸内市(岡山、同8位)、5位の東広島市(広島、同20位)などがブロック内順位を上げる一方で、前年2位の柳井市(山口)は14位、3位の四万十市(高知)は18位、4位の倉吉市(鳥取)は7位に順位を落としている。

2位の大竹市は広島県西部に位置する人口2.7万人、可住地面積20平方キロメートルのコンパクトなまちで、「年少人口増減率」が全国130位で「安心度」が前年189位から111位に上昇、「人口当たり大型小売店店舗面積」が前年188位から45位に上がり、「利便度」も前年421位から211位に上げている。

ほかにも今回ブロックで上位に入っている市では、東広島市(前年257位→164位)、総社市(岡山、279位→187位)、玉野市(岡山、527位→263位)が、全国順位を大幅に上げている。

一方で、柳井市は「年少人口増減率」が全国635位で「安心度」の順位を前年より166位下げたことにより、四万十市は「可住地面積当たり飲食料品小売事業所数」が574位で「利便度」の順位を78位下げたことにより、総合順位を落とした。

また今回、ブロック別でベスト10に入った四国の市は10位の丸亀市(香川)のみとなり(前年は3位四万十市、9位丸亀市の2市)、全体的に四国の順位下落が目立つ。四国4県にある全38市の平均順位は、これまで優位にあった「安心度」が前年の231位から今回は343位に後退しており、総合評価の平均順位も522位から558位に下げている。

算出指標の入れ替えについて

これまで紹介した総合ランキングやカテゴリー別、地域別のランキングを見てわかるとおり、今回の「住みよさランキング」の結果は、算出指標の入れ替えと追加により、全体に順位変動が大きくなった。指標を入れ替えることに対して、「継続性がなくなる」「住みよさの定義を変えるのか」などといった意見が出てくるものと承知している。だが、今回で25回目となる「住みよさランキング」の算出にあたり、これまでも指標の変更を行ってきており、都市データパック編集部としては、今後も「住みよさ」を表すに適切な指標は何かをつねに考え、適宜、指標の追加や入れ替えを行っていくつもりだ。

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